算数が嫌いになる小学生
理由はいろいろあるだろうが
「計算がちょっと遅い」
もうこれだけで自信がなくなり、自然と嫌いになる方向に進み始めると思うんだ。
親から見て、それほど思考停止になるほど遅くなくても、
学校の教室では「終わったら手を挙げる」なんていう機会は多いからね。
友達の手がどんどん挙がると、
焦るし、凹むし。
するとそのうち「算数嫌いだから」なんて、自己防衛の言葉を発するようになるんだ。
今、プレの子達が「九九」の音読に挑んでいる。
小3はすでに学校で九九を終えているが
暗唱で上り下りをやってもらうと、一番速い子と遅い子では1分半くらいのタイム差がある。
「ゆっくりでもじっくり正確に言えれば良い」
という考え方は、「教室」という空間を知らないか、もしくは忘れた親の意見。
子供たちは大人よりも如実に「競争」に興味があるし、その結果を残酷に突きつける。
それを否定しても何も変わらない。
やるべきなのは、
「教室」という空間で自信を持てるように育てること。
これだろう。