今、広島の子の音読を聞いている。
松江塾がオンライン化しなければ、絶対に僕の耳に届かなかった声である。
これは他の県でも同じなのだが、
標準語で書かれた文章だと、その地方のアクセントが消える。
面白いよね。
授業中に話すと普通に方言が出てくるんだけどね。
僕の小学校からの幼なじみに「N」という奴がいる。
そもそも僕が中学受験をするきっかけを作ったのがこの「N」なのだが、
このN、小2の時に広島から引っ越してきたんだよね。
お父さんの仕事の関係で。
Nが初めて僕の前に姿を現した時
よくドラマであるような転校生がクラスに初めてくる瞬間のあれね。
あの時の衝撃は今でも覚えている。
その時まで、方言について意識したこともなく生きてきた僕にとって
N の発した言葉は衝撃だった。
「Nじゃ!」
これね。
結果的に立教大学文学部フランス語学科に進学するようなお洒落なやつになったのだが、
出会いは「Nじゃ!」だからね。
「広島」と聞いて、僕はNとの出会いを思い出し、何かを期待したのだが・・・
まあ、そりゃそうか。
標準語で書かれた教科書を広島弁で読むのは音読じゃなくて翻訳だからね。
さて、今度は小6のこの英語音読和訳だ。