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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

国語の授業で伸びない理由

 

講師が懇切丁寧に文章の内容や構造を説明しても

 

ちっとも国語が伸びない子

 

理由は簡単。

 

本文を読んでない

 

これに尽きるんだ。

 

 

すっごい昔だけどね

 

んー、まだマンション教室の頃だったかな

 

ある生徒が体験に来てくれてね

 

その子は塾生がたまたまその日、アポ無しで連れてきてくれた子だったんだ。

 

ちょうどその日は国語の文章題をテスト形式で解くことになっていて

 

僕はその体験生を見た瞬間、

 

こう言ったんだ。

 

「うわー、なんか賢そうな顔してるね!絶対勉強できるでしょ!」

 

いきなりの体験だったから、事前情報はゼロ。

 

でもその顔つきや挨拶の丁寧さから直感で判断。

 

 

そしてその後すぐにテストをしたんだけど

 

その体験生はメチャクチャ前回姿勢で本文を読み、

 

一問、また一問と解き進めていったんだよね。

 

そして回収

 

からの丸つけ

 

その学年は最終的に名古屋大とか東北大に現役で合格する子達がいた学年だったんだけど

 

その体験の子は上位の子達と比べても、

 

ほとんど差のないくらい正解が多かったんだ。

 

そして返却をしながら、

 

「すごいじゃん!やっぱり賢い!!」

 

って言った瞬間、

 

その子を連れてきた友達が笑いながら

 

 

「いや先生、こいつ学校で最下位あたりだよ?笑」

 

って言ったんだよね。

 

そんなわけない!

 

とその時は思ったんだけど、体験2日目、3日目、そして正式入塾と進んでいき

 

僕にも彼の本当の姿が見えてきたんだ。

 

ものすごくいい子だったんだけど、

 

とにかくなんでも面倒くさがりでね。

 

大体どの教科もテスト勉強はしてこないし

 

あれだけできた国語の文章題も、まー読まない読まない。

 

本文読まないのなら、問題が解けるわけもなく。

 

でも、僕は体験初日の様子が忘れられず

 

ずっとその子に言い続けたんだ。

 

「君はおしゃべりも上手いから、絶対に国語はできるはず。とにかく、本文を読んでごらん。必ずできるから。」

 

でも、読まない。

 

そんな時間が過ぎ、その子達の代も受験生になり

 

彼にもようやく志望校ができた。

 

 

 

 

そしてその子は国語を唯一の武器に

 

志望校へと合格を果たしたんだ。

 

 

 

そうね

 

 

最後は「本文を読む」ということをしっかりやって、

 

国語だけはめちゃくちゃ伸びての合格。

 

 

僕ら講師はね

 

生徒がしっかり読んだということを前提に授業をする。

 

 

でも

 

 

国語ができない子の大半は

 

文章を「見ている」だけで、実際には読んでいないんだ。

 

頭の中の「理解」や「思考」の部分にまで

 

文字からの情報が伝わってないんだよね。

 

 

 

それなのに、一生懸命に文章の理論展開の説明をしても

 

意味ないんだよ。

 

 

だからこその、小学生からの音読が大事。

 

 

本当に大事。

 

 

今回の期末は

 

 

国語だけが極端に低い子達に対し、

 

 

音読を強制しようかな。