ゲラおが小1の時、夫婦で授業参観に行った。
授業内容は
「あいうえおで遊ぼう」
という文の音読。
あいうえおで あそぼう
あやとり いすとり あいうえお
かきの み くわの み かきくけこ
さんかく しかく さしすせそ
たいこと つりいと たちつてと
なのはな のの はな なにぬねの
はるの ひ ふゆの ひ はひふへほ
まつむし みのむし まみむめも
やかん ようかん やいゆえよ
らんらん るんるん らりるれろ
わくわく わいわい わいうえお
ん 【光村1上より】
何人か当てられて読んだ中に彼がいた。
この文の中の「やかんようかん」
の部分、最初に一拍置いてから読む部分が
ダントツで上手かった。
それを聞いた瞬間、僕は隣で見ていた天使な奥様に言った。
「あの子は頭良くなるよ」
その後、中学は隣の中学へ。
高校生になり、風の噂で大宮高校に進学したことを聞いた。
「やっぱり!」
僕はそう思った。
たった一度の音読で、その子がどれくらい賢いか分かる。
もちろん、その音読は家で何度も練習させられていたはずだ。