低学年の話ね。
いつも思う。
算数の計算って、
文章題で立てた式を解くための手段、ツールだよね。
その手段やツールを一生懸命磨いても、
肝心な「立式」ができなかったら
意味なくない?
小学生で算数が苦手になる子って
まず間違いなく「文章題」ができないわけだよね。
例えばさ
「お客さんが5人乗ったバスが最初のバス停に着き、2人のお客さんが乗ってきました。次のバス停で3人降りました。今次のバス停に向かって走っているバスの中にはお客さんは何人乗っていますか。」
これ
5+2+3=10
とかやっちゃう子は
何が原因なんだろう。
多分だけど、「具体的なストーリーをイメージできてない」
ってことなんじゃないかな。
必死にドリルで計算練習をしていると
とにかく足したり引いたり、法則通りに計算すれば答えは出るわけでしょ
それをひたすら繰り返す。
だから、目の前の数字を
とにかく足す!
とにかく引く!!
それが算数の全てだと思ってるんじゃないかな。
その手の文章題のドリルって
まずは複数出てくる数字を全部足せば答えが出るようになってるじゃん。
だから、とにかく全部足せばいいんだ!
って
一番楽な方法を会得してしまう。
そこには具体的なイメージなんてなく、
出てくる数字を全て足す!
という「方法」だけを駆使する。
まずはさ、会話でこういったいろんな事象を説明したりして
想像させる。
その時は絵を書いてもいいだろうし、指を使ってもいいよ。
とにかく大事なのは
文字の向こうにある具体的イメージ。
僕はそれこそ大事だと思うけどなー。