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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

なぜ英会話教室では英語の点数が上がらないのか

 

英検の早期進級が受験英語では力を発揮しない、というのは

 

これはもう、塾の先生の中では「あるある」の上位に入る。

 

それと同じくらい、「早期英会話」も受験の時にかなり苦労することが多い。

 

なぜなのか。

 

理由はいくつか考えられる。

 

 

1.使う語彙や文章のジャンルが違う

 

 

まずはこれ。

 

 

 

英会話教室で学ぶのは、「日常会話」がメイン。

 

それを条件反射的に使えるように反復練習を重ねる。

 

しかし、受験英語のメインは「読解」であり

 

内容の理解や分析が不可欠。訳せればいいというわけではないからね。

 

 

2.単語が書けない

 

 

これはかなり感じる。

 

まー、書けない書けない。

 

さらにね、知ってる単語は読めるけど

 

初見の単語は何となくの読み方すらできない。

 

つまり、フォニックスではなく

 

見たことがある「記号」として英単語を認識してるってこと。

 

 

3.細部がグスグス

 

文法の基礎、土台がスカスカ、もしくは穴が多い。

 

「そういう時はこう言うんだよ」

 

というスタイルで学んでくると

 

「なぜそうなのか」

 

というところをすっ飛ばす。

 

理由理屈が抜けてるんだよね。

 

つまり、ルールを学ぶんじゃなくて

 

ここの表現を積み重ねるから

 

表現が変わると、とたんに弱くなる。

 

 

具体的には

 

Do you 〜?

 

Are you 〜?

 

という表現には強いけど

 

Do they 〜?

 

Am I 〜?

 

といった表側になると弱くなる。

 

時には

 

「こんな言い方あるんですか?」

 

という質問さえ出る。

 

これまで聞いたことがないものは、思考停止になるってこと。

 

つまり、「ルール」を覚えてないんだよね。

 

 

僕ら日本人が、日本語のルールを覚えたから日本語を喋れてるわけじゃないってことと同じ。

 

 

日本語が喋れるからと言って、

 

文法問題や受験長文読解がスラスラ解けるわけじゃないのと同じだね。

 

 

 

4.負荷がない

 

毎週決まった曜日と時間に通い

 

違うフレーズを教えられ、反復練習を繰り返す。

 

その繰り返し。

 

この環境には「負荷」がない。

 

日本語の習得に負荷がなかったのと同じ。

 

負荷がないものは

 

強烈に日常的に反復するしか

 

できるようになる道はない。

 

 

 

もちろん、有害である、とまでは言わないよ。

 

 

でもね

 

一番しんどいのは

 

 

幼少期からフレーズ反復によってある程度身に付けた自信が

 

入試問題で跳ね返され、崩れていくのを見る時。

 

「リスニングは得意だが、それ以外の問題で点が取れない」

 

 

この言葉を聞く時かな…