講師「頑張るぞー!!」
生徒達「おおーーー!」
講師「絶対に合格するぞーーー!」
生徒達「おおおおーーーっ!!!!」
よくある受験塾の光景である。
頭には鉢巻き。
握り拳を天高く突き上げ
大声を張り上げる。
あるある、だよね。
まお、ここまでガチではなくても
塾側が生徒を燃えさせる場面は
数多くある。
もちろん、松江塾も
である。
しかし
この仕事を26間やってきて
さらに、自分の子供の大学受験を間近で見て
思うことがある。
他者が誰かを燃えさせることには
功罪がある。
まず「功」について
これは言うまでもない。
瞬間的にやる気になり、勉強に没頭する。
学力は上がり、
目標を突破する。
だから、多くの塾がこの手法を使う。
しかし
このことが逆に「罪」にもなる。
それはね
高校生になって
自分が頑張った記憶が
「メラメラ燃えている状況」と
がっちりくっついていることだ。
勉強を頑張る=拳を突き上げて叫ぶ
それだけの気持ち的な勢いがないと勉強に燃えられない
と言われることも多いかな。
あのね
高校生になった時
大事なのは
いかに日常的に淡々と勉強を継続できるか
ここなんだ。
毎日拳を突き上げられる?
毎日鉢巻巻く?
毎日先生の熱い言葉が必要?
それじゃダメなんだよ。
淡々と勉強することが習慣化していないと
高校で沈む日は近い。