もしかしたら、語彙力がないのかもしれないね。
もしかしたら、読み飛ばしたのかもしれないね。
もしかしたら、他のことを考えながら読んでいたのかもしれないね。
もしかしたら、文を「見ていた」だけかもしれないね。
理由はたくさんあるかもしれないが
文章に書いてある内容がしっかりと読み取れないということは
目が悪い人が眼鏡をかけずに外の景色を眺めている
そんな感じなんだよね。
友達と二人でグラウンドを見ている。
サッカー部や野球部、陸上部の子たちが練習している。
それを眺めながら友達が言うんだよ。
「あ、〇〇君、髪切ったんだね」
「○○さんが転んだ!!」
そういう言葉に対し、風景がぼやけているとしたら
それはとても残念だよね。
同じ風景を見ているのに
自分だけはぼやけて見える
こんな悔しいことある?
こんな楽しくないことある?
いいかい?
文章が読めない、ということは
そういうことなんだよ。
じゃあ、どうすればいい?
眼鏡をかけるっていうのもあるけど
それはあくまでも現実の世界の話。
文章を読む世界では
「目を細めてじーっと見る」
これでいいんだよ。
首は自然と前に出て、視線も動かないよね?
その集中
それを文章に
それを語句に
向けるんだよ。
そしたら
文章の中の内容
その輪郭がはっきりとしてくる感じがするよ。
それが
「読めるようになってきた」
ってことだからね。