(丸つけ成績管理担当)
今回は、授業内で行うチャレンジ問題についてです。
チャレンジ問題とは、応用問題のことを指します。
現在プレスクール で使用しているチャレンジ問題は全て頑張れば1年生でも解ける問題です。
ここでいう頑張ればと言うのはあくまでも
足し算、引き算ができれば解ける[可能性]があると言うだけのことで
実際に3年生の解く問題を1年生が解くことはできません。
いやいや、1年生の問題なら うちの子賢いからできますよーと思うかもしれませんが、
まず現段階でスムーズにこなせているお子さまは、
1年生から3年生まで合わせても ほとんどいません。
できない問題をやらせる意味はあるのか?と思われるかもしれませんが、
とても大事なことなんです。
低学年のお子さまは、まだ「じっくり考える」と言うことに慣れていません。
答えがわからないものは、知らないことだと思ってしまうんですね。
ですが、チャレンジ問題に知らないことは実はありません。(国語ではその言葉自体を知らないということはありますが)
それでも、チャレンジ問題となると途端に白紙に近い状態になってしまう子もいます。
現段階では、それで大丈夫です。
まずは、諦めずに問題に向かっていって欲しいのです。
知らないことだから答えをくださいではなく「考える力」を使う練習をして欲しいんですね。
丸つけを行なっていると、全くの白紙の子もいますがそんな中でも「手を使って考えられる子」もいます。
これは、大きな差です。
「手を使って考える」とは
数字や記号がプリントの余白部分に残っているんですね。
考えた形跡がそこにはあるんです。
そんなプリントを見つけた時には、成長の予感しかしません。
3年生に「手を使って考える」のが上手な子がいます。
その子のプリントにはいつも、余白部分に沢山の書き込みがあります。
時には標準の問題でも、ミスがないよう書き込みがあることもあります。
このような子は難易度の高い問題にも諦めず向かっていけています。
すぐに諦めず
「考える力」を使おうと努力すること。
「手を使って考える」こと。
その先に必ず解けた!
という達成感が待っていますよ。