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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

学力と自学力

ふむ

 

もう何人の保護者の方に同じような返信をしただろうか。

 

今回の中間テストの結果で頭を抱えた保護者が

 

なんと多いことか。

 

我が子の結果が悪すぎる

 

これである。

 

まあ、教科の差もあるが

 

まず試験範囲が超絶に広いこと

 

次に問題の分量と難易度が高いこと

 

これにより、かなりぶっとく習得できていないと

 

とんでもない結果となった、と言うことだろう。

 

もちろん、原因はそれだけでなはい。

 

言うまでもなく

 

「3ヶ月の休校期間」

 

この影響を目の当たりにしたはずだ。

 

これまで、多くの保護者が見てきた数字は

 

学校や塾というものが通常通りに動いていたことによる

 

「学力」

 

である。

 

テストに現れる学力というものは

 

「正答を書く力」

 

と言ってもいいだろう。

 

学力をそう捉えるのであれば、

 

これは犬に「お手」を教えるのと似たような感覚でもいいだろう。

 

徹底的に知識や解法を反復させ、

 

似たような問題が出た時は正答が書けるようにすればいいのだから。

 

しかし、新型コロナによる休校や休塾は

 

子供からその環境を奪った。

 

それにより、剥き出しになったのは

 

その子が持つ本来の「意識」や「能力」だ。

 

特に両親共働きで日中子供だけで勉強する時間が長かった場合には

 

その剥き出しっぷりが顕著に出た。

 

これに多くの保護者が「愕然」としたはずだ。

 

本来の我が子は、ここまでヤバいのか!と。

 

そうなのだ。

 

ヤバい

 

のである。

 

僕の塾講師人生は、この「ヤバさ」との戦いと言っても過言ではない。

 

 

高校生になって、一気に凋落していく子たち。

 

結局、中3までの通塾で身につけたのは

 

犬の「お手」と同じ。

 

「お手!」と言われて前足を出せば、餌がもらえる。

 

しかし

 

高校生になった途端、「お手!」と言われなくなる。

 

だだっ広い荒野に解き放たれ、

 

「自分で生きていけ」

 

と言われてしまう。

 

オーバーでもなんでもなく、まさにこれなんだ。

 

私立高校だろうが、公立高校だろうが

 

それは同じ。

 

結局は自分で意識を持って勉強できなければ

 

入学直後から凋落する。

 

一気に。

 

僕は保護者の方々よりも、その現実を間近で、しかも大勢見ている。

 

その危機感たるや、比較にはならないだろう。

 

 

この凋落を食い止めるのは

 

 

自学力

 

しかない。

 

 

もちろん、溢れるほどお金があれば

 

高校生になっても毎日家庭教師でもつけて「お手!!」の練習を継続することは可能だろう。

 

しかし

 

大学、社会人と子供が成長していく現実を少しでも想像できれば

 

そういうことをする親は

 

「アホ極まりない」

 

ということは分かるはずだ。

 

 

今回の中間テストの結果を

 

親として、どう受け止めるべきか。

 

 

落ち込み、怒り、失望するのは

 

間違いである。

 

 

 

いいですか?

 

見えたのは

 

 

学力と自学力の差

 

 

であり、あなたの子供が高校生になった時に

 

直面するする数字

 

 

それを数年前に見ることができた、

 

そう捉えるべきなのだ。

 

 

 

全員が100点を取れるに越したことはない。

 

 

しかし

 

 

人間には得手不得手がある。

 

それぞれ個々が持つ「領域」というものがある。

 

 

全教科まんべんなくパーフェクトに取れる

 

 

目指すところはそこだけに行きがちだが、

 

 

そうではない。

 

 

大事なのは

 

 

「自分で頑張れること」

 

 

ここなのだ。

 

 

人間が生きていく上で必要なのは

 

勉強の知識じゃない。

 

言うまでもなく学歴でもない。

 

自分で意識をし、

 

自分で想像をし、

 

自分で計画をし、

 

自分で行動をし、

 

自分で悩み、

 

自分で反省をし、

 

自分で修正をし、

 

そうやって

 

自分で前に進んでいく力

 

これなのである。

 

 

 

 

 

 

 

この力を我が子に身につけさせるには

 

どうすればいい?

 

 

 

 

方法は一つだ。

 

 

 

 

このことの大事さを毎日のように伝え

 

それが少しでもできたり成長した時に褒め、認めること。

 

できていないことを叱っても意味はない。

 

大事さを伝えるんだ。

 

そして

 

実際にやらせること。

 

どんな力でも、それを繰り返すことでしか

 

その力は身につかないし、伸びていかないのだから。