新型コロナが猛威を振るっていた頃
真島家では
次亜塩素酸水の刑
アルコール消毒の刑
という言葉が乱れ飛んでいた。
外から帰ってきたら、玄関で服を脱ぎ
そのまま風呂へ。
脱いだ服は
すぐさまビニール袋に入れて洗濯機まで持っていき、
即！洗濯。
買ってきたものは玄関にビニール袋のまま置き
一袋ずつ台所のシンクは持ち運ぶ。
そして
「除菌係」
「拭く係」
に分かれ、除菌係が買ってきた品物全てに次亜塩素酸水スプレーを吹きかけ、
その後、全て手洗い洗剤で洗う。
その工程は全て１人で行い、ほかに一切のものに手を触れない。
玄関から台所までのドアノブなどは、
「拭く係」の仕事だ。
拭く係は、洗った品物を全て拭く。
肉や魚は
ビニール袋やラップに移し替え、そのまま冷蔵庫へ。
もちろん、そういった工程の合間合間に手洗いを徹底！
何千回、ハッピーバースデーと歌ったことか笑
日用雑貨などは、車内で次亜塩素酸水の刑に処した後、車から丸2日は出さず。
外出時はマスクを二重にし
カバンやポケットの中には
小さいプラスティック容器に入れたアルコール消毒液。
何か一つの行動をしたり、何かに触れるたびに
手がヌルヌルになるまで除菌！
家中のドアノブ、椅子の背もたれ、冷蔵庫の扉、食器棚、炊飯器、電子レンジ、リモコン
こういった人の手の触れるものは
数時間、いや
数十分おきに除菌！除菌！
そんな生活を３ヶ月。
もうね、嫌でも習慣化するよね。
何かを触ったら
処刑！
ウイルス抹殺！
今日、塾に来てもその行動習慣は変わらない。
人が触るところが
光って見える気がする笑
さー、学年の入れ替わりだ。
拭いて拭いて拭きまくる！
