特に緊張することはない。
自分が通うことになる高校へ
最初のご挨拶みたいなものだ。
淡々と向かい、
淡々と提出し
淡々と帰ってくる。
そして
そのまま勉強だ。
いつもの通り
いつものままに
机に向かう。
夜になれば、今日が出願だったことなど
忘れている。
たったそれだけ。
心に波風を立てるな。
火を強くする必要もない。
いつものように
いつものままに
君は
いつもの君でいい。
ただ、それだけの日。