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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

2005年12月ラスト記事

 

子供は飛行機だ

誰もが生まれながらに

立派な羽と立派なプロペラを持っている。

極まれに、自分の力でプロペラを回し、滑走路を疾走して大空へ羽ばたいていける飛行機がいる。

中には大人がプロペラを回してあげて、背中をちょんと押してあげることで空へ飛んでいける飛行機もいる。

そういう飛行機達はそれでいい。

飛び立ったら好きな高さまで飛んでいけばいい。

行こうと思えばどこまでだって飛んでいける。

 

 

 

でも、みんなが飛び立った飛行場で、ぽつんと動こうとしない飛行機もある。

誰かがプロペラを回してあげても、それを自分の力で回し続けることができない飛行機、

プロペラが回っているのに走り方を知らない飛行機

そういう飛行機は、背中をぐっと押してあげよう。

滑走路を後から力いっぱい押しながら、一緒に走ろう。

風をきって走ると、頬にさわやかな風があたって気持ちが良いだろう。

自分の力で走っているのではないけれど、そのうち体がふわっと浮き上がる時がある。


どうだ

気持ちがいいもんだろう。

君は飛行機なんだ。

本当は飛べるんだ。

飛ぶってどんな感覚だ?

そう、

今のが「飛ぶ」ってことだよ。

でも、すぐに地面に車輪がついてしまう。

そりゃそうだ。だって飛行機は自分の力で飛び続けなければならないんだから。

でも、

あの「ふわっ」とした気持ちよさ・・・

もう一度味わってみたいよね?

どうすればいいのかな。

じゃあ、もう一度背中を押してあげよう。

今度は、プロペラを目一杯回して、自分の力で車輪を回してみよう。

いい?

じゃあ、もう一度背中を押すよ。

さあ、走れ!

自分の力で走れ!!

さあ、体が浮くよ。

ほら、もう少し!!!!

どうだ

どんなもんだ

飛べるじゃないか。

今度は自分の力で飛び続けるんだよ。

そして、どこまでも飛んでいくんだよ。

どこまで行っていいか、だって?

そんなものは自分で決めなさい。

そんなものは全て自由だ。

でも、気づいたいたかい?

僕は

何もしていなかったんだよ。

初めから君は自分の力だけで走り、そして飛んだんだ。

あの「ふわっ」を味わいたいがために・・・

何かを得たい!

もう一度体験したい!

もう分かるよね。

頑張った先にある「気持ちよさ」

それを目指して頑張るんだ。

飛ぶことのできた飛行機には

苦しかった滑走路の走りなんて関係ない。

そんなことはどうでも良いんだ。

先だけ見て飛んでいきなさい。

好きなところまで飛んでいきなさい。

滑走路で背中を押した僕のことなど忘れて良いから・・・

 

 


2006年まであと3時間

君達のさらなる飛翔を願う。

みなさん、良いお年を。

松江塾 塾長  真島剛太郎