このブログを読んでる保護者の方々
あなたが大学を受験したのは何年前?
僕は26年前だ。
他にもたくさん受けたけど、
当然のように一般入試。
おそらく、保護者の方々も僕と似たような感じだと思う。
さて、今目の前にある高校の大学入試関連のデータがある。
外部には出ることのないデータである。
ざっくり言ってしまえば
「如何に一般入試入学が減っているか」
「どれだけ指定校推薦が有利か」
というデータだ。
さあ、見ていこう。
まずこの高校、北辰偏差値は70前後である。
2015年度の卒業生は
393人
その中で
指定校推薦
自己推薦
特別入試
を利用して大学に進学した生徒は
181人
割合は「46.1%」であった。
さらにこの高校には選抜クラスがあって、このクラスの生徒達は基本的には国公立や早慶へ一般入試で進学することを求められる。
つまり、指定校推薦は普通クラスの子達だけに与えられる仕組み。
難関私立高校では珍しくない。
その選抜クラスの生徒数は
233人
その中で一般入試以外で大学に進学した生徒は
55人
その割合は「23.6%」であった。
ちなみにこの高校、現役進学率が97%という凄まじいほどの現役志向の高校である。
2015年度というのは、現在のような私立大学の定員厳格化が始まる前の最後の学年である。
この数字は松江塾の高校部とほぼ一致する。
ちなみに、指定校推薦が与えられる普通クラスの推薦進学率は
「78.8%」であり、
なるほど納得の高さである。
まとめるよ?
2015年度
推薦入試利用進学率
全体 46.1%
選抜 23.3%
普通 78.8%
これだけ見ても、僕らの頃に比べると推薦入試利用は格段に高い。
べらぼうに高いのだ。
しかーし
2018年度
さらにさらに
とんでもない数字になっていく。
ここまで来たら、データだけでいいよね?
同じ高校だからね?
わずか「3年」しか経過してないんだよ?
行くよ?
全体 57.5%
選抜 42.8%
普通 90.7%
ひゃー
この数字の凄さ、分かるかな。
北辰偏差値70前後の高校に我が子を進学させる時
何を考える?
「将来は良い大学へ!」
これだよね?
これ以外ないよね?
その時の「大学入試」、何を想像する?
一般入試
多くの保護者が自分の経験からそうイメージしてない?
でも、現実は
半数以上が推薦入試で進学していくんだよ。
何が起きてるか分かる?
まず、私立大学がどんどん一般入試枠を減らしてるんだよ。
定員厳格化だから、入学者数が予測しづらい一般入試枠は少ない方が安全なんだよね。
そして国立大学も2021年度までに推薦、AOの割合を「30%」にまで引き上げるって方針だから。
あ、今年は「18%」くらいだったから、
約2倍って感じね。
こういう流れ、ちゃんと知ってます?
あー、時間がない。
指定校推薦が有利って話は
後で加筆するよ。
この記事、数時間後にもう一度読んでくださいね。
よし
ここから加筆。
推薦って言っても
指定校推薦
自己推薦
特別入試
などなど、いろんな種類があるよね。
この高校の昨年度の結果を見てみるよ
上位大学のみね。
慶應義塾(自主応募)4名受けて2名合格
上智(公募)7名受けて1名合格
立教(自由選抜)11名受けて1名合格
明治(自己推薦)3名受けて1名合格
青山学院(AO)1名受けて1名合格
法政(自己推薦)2名受けて合格なし
中央(特別入試)2名受けて1名合格
学習院(AO)2名受けて1名合格
どうかな?
結構落ちるよね。
「一般は回避」
これが楽な道を表しているわけではないって
分かるかな?
となると
やっぱり考えるべきは指定校推薦ってことにならないか?
もちろん、指定校推薦は
大学も学部も枠も決められたものの中からしか選べない。
しかも
自分よりも評定の高い子が希望していれば
どんなに強く望んでも100%無理。
高1の最初から
ガチで
ガチで
ガチで
頑張らないといけないし。
さあ
大学入試
しっかり情報を得て
目標定めて行動しないとね。