塾は経営体だ。
1人でも多くの生徒を集めないと収益が上がらない。
収益が上がらなければ、最終的には潰れてしまう。
だから、ありとあらゆるアピールをする。
進学実績や、在籍生の成績はその最たるものだ。
だから松江塾もバンバン出す。
これでもかっ!
ってくらい出す。毎日読んでくれている人は、もうお腹いっぱいでしょ?笑
でも!
出す!笑
さて、
世の中の数字、色々あるよね?
人は出された数字を見ていろんなことを判断するわけなんだけど、その数字は100%「恣意的」なものだからね?
その数字を出す側の「意図」が何かしら必ず入ってるってことね。
僕がここに書く数字だってそうだからね。
一般的に塾が出す数字で顕著なのが
高校の合格実績だよね。
近隣に、5つの高校があるとするね。
A高校の偏差値は72
B高校の偏差値は69
C高校の偏差値は67
D高校の偏差値は46
E高校の偏差値は42
で、ある塾に「5人」の生徒がいて
A高校2名合格!
B高校2名合格!
C高校2名合格!
他、多数合格!
って広告に書いてあったら、「あの塾は頭の良い子が多い」って感じない?
でも、実際には
佐藤君がA、B、Cに合格
鈴木君もA、B、Cに合格
高橋君がDに合格
田中君がDに合格
伊藤君がEに合格
こんなこと、ザラにあるからね?
そこにある「意図」は?
分かるよね?
塾は、アピールできるような実績を出す可能性のある子を1人でも多く集めたい。
そういう子や家庭は「頭の良い子が多い環境」を求める。
だから、「上位者」が多く見えるような数字を必死こいて「作る」んだよ。
塾っていうのは。
笑
松江塾も同じ。
トップ固定記事、もう一回見て欲しい。
あそこに、僕のいやらしい「意図」が見えるでしょ?
もう、「見え見え」でしょ?
松江塾の保護者なら、「また真島先生はセコい出し方してるわー笑」って笑うところだよね?笑
川越高校 5名
所沢方高校 3名
和光国際 2名
って書かないで
川越
川越
川越
川越
川越
所沢北
所沢北
所沢北
和光国際
和光国際
こう書いた方が、多く見えない?凄さが出るでしょ?
これだよ
これ!
数字っていうのは、何が書いてあるかってことも大事だけど「書き方」が大事!
多教室展開してる大手塾でも、全教室の合計をそれぞれの校舎の前面にデカデカと掲示してるでしょ?
川越高校60名合格!
でもさ、20教室あれば、その数字を掲げてるその教室からは3人しか川越高校に合格者を出してないってことだからね?
でも、その塾の前に立って見てる人には
そんなの分かんないじゃん?
「うわー、ここから60名も川高に受かってるのかー。うちの子もここに通わせたら川高に入れるかも!」
そう思うよね。
数字って、とても明確に事実を伝えるけど
そういう「意図」や「トリック」があるってことを常に頭に入れておかないとね。
昨日、生徒全員に中間テストの上位%のランキング表を配布した。
現高校部の生徒の中学時代の数字を足しこんだデータね。
それを全部書くことはしないが、ちょっとだけまとめて書いてみるよ。
さあ、僕が数字を出すよ?
そこにどんな「意図」や「トリック」があるのか
騙されないように見てね。
各中学の上位5%以内に入った塾生
20人(17.9%)
各中学の上位10%以内に入った塾生
22人(19.6%)
つまり、塾生の37.5%が各中学の上位10%以内ってこと。
各中学の上位15%以内に入った塾生
13人(11.6%)
ここまでで55人。つまり、塾生の2人に1人が各中学の上位15%以内ってこと。
各中学の上位20%以内に入った塾生
8人
各中学の上位25%以内に入った塾生
13人
各中学の上位30%以内に入った塾生
10人
つまり、塾生の76.8%が各中学の上位30%以内に入ったということ。
各中学の上位35%以内に入った塾生
8人
各中学の上位40%以内に入った塾生
5人
各中学の上位45%以内に入った塾生
4人
各中学の上位50%以内に入った塾生
4人
ここまでで107人。つまり、塾生の95.5%が各中学の上位半分に入ってるってこと。
各中学の上位55%以内に入った塾生
3人
各中学の上位60%以内に入った塾生
1人
各中学の上位65%以内に入った塾生
1人
つまり、松江塾には各中学の下位3分の1にいる子達は1人も存在しないってこと。
これが今回の中間テストに関する松江塾の全てだ。
さあ、僕の出した数字の「意図」と「トリック」に気づいたかな?
気づかなかった人、きっとどこかで何かしらの数字に騙されますよ?