我が息子と娘、基本的にはものすごく仲が悪い。
短気な息子とマイペースな娘
まあ、合うわけがないよね。
顔を合わせれば息子が娘の些細なところに腹を立て、
文句を言う。
娘はそれを心の底から「どうでもいい」もいう反応を見せる。
すると息子がさらにイラッとして…
その繰り返し。
しかし昨日は、数学で分からないところがある娘が
翌日の中間テスト本番にむけて質問をしていた。
僕は夕飯を食べながら聞いていたのだが
どうやら内容的にはそれほど難しいわけではなさそうで
いつもなら「お前、こんな簡単な問題も分からないのヤバくね?」などとドヤ顔で突っ込みを入れる息子なはずだが
昨日は、まあなんとも丁寧に教えていた。
内容だけじゃなく
「いいか?数学の解答は物語を書くイメージで書き進めろよ。数学教師は答えよりも途中経過のほうを重視するから。数字だけじゃなく、思考そのものを言葉で書け。」
だと笑
僕は奥様とチラチラ目線を合わせながら、ニヤニヤしながら聞いていた。
息子が生まれてもうすぐ18年。
娘は明日、16歳の誕生日を迎える。
その年月の中で
息子がお兄ちゃんらしく、娘が妹らしく振る舞っているのを見たのは
もしかしたら、昨日が初めてだったかもしれないな。