中堅公立校として根強い人気の川越南。
西武新宿線の南大塚から、徒歩15分程度かな。
国道16号を超える歩道橋が少し遠回りになるのが嫌だよね。
松江塾の子達は自転車通学が多いかな。松江塾からだと、自転車で20分?くらいかな。ちょっと遠いね。
以前は「入口の偏差値に対して出口の大学合格実績が低すぎる」との評価も多かった。
しかし、制服が可愛くなり一気に人気が向上。
そして学校選択問題も採用し、ここ最近は偏差値60の壁を突き破ろうか、という勢いである。
倍率の高さからか、実際に偏差値60前後だと合格は微妙だ。
松江塾から進学する子もいるが、偏差値は63くらいはコンスタントにキープできた子ばかりだ。
対する山村学園
川越市駅から徒歩5分という好立地。松江塾から自転車で5分かからないくらいだね。
こちらは制服改変で人気が上がった先駆けの高校だよね。
僕らの頃は女子校だったが、もうすっかり共学校としてのイメージが定着した。
コースに幅があり、川女の併願としてのSAは同じく川女の併願である星野の校則や制服を嫌う子が流れる傾向がある。
この2校、偏差値はほとんど同じ。
現役大学進学率も、ここ数年の平均では
川越南 72%
山村学園 77%
と、ほとんど変わらない。山村学園は女子の現役志向が強く、川越南は若干専門学校比率が高い
その差が数字に表れているのかもしれないね。
今年度の卒業生は
川越南 368
山村学園 358
ほぼ同じ。これなら人数を調整することなく、単純比較ができそうだ。
ということで、大学合格実績から
どちらの高校を選ぶのが良いのか
書いてみたい。
まずは国立大学。
川越南は首都大に1人
入口の偏差値が60前後だと
旧帝大などへの進学は現実的ではないね。
次、私大。
まずは早慶上理
川越南は早稲田と理科大に2名ずつ。
この辺りはSAの生徒だと思うが、山村の勝ち。
次はMARCHね。
数字は左から川越南、山村学園ね
明治 3 14
青学 3 1
立教 9 6
中央 6 9
法政 9 3
合計すると、川越南が30名、山村学園が33名
ほぼ互角だね。
それにしても、どちらも中学時代は偏差値60前後はあった子達が進学する高校。
偏差値60っていうのは、全体の上位15%くらいの位置なんだよね。
つまり、学校でも勉強は「できる」ほうなのに、現実は厳しいよね。
もうちょっと大学のランクを落としてみよう
やはり左から川越南、山村学園ね
学習院 4 2
成蹊 4 8
成城 1 1
武蔵 7 5
明学 2 2
どんどん行こう
日本 23 21
東洋 57 51
駒沢 24 8
専修 4 6
大東文化 58 36
ふむふむ
日大、東洋、大東文化あたりがボリュームゾーンだね。
こうやってみてみると、「ほぼ同じ」っていう感じがするね。
ただし、「ほぼ同じ」数字の中の
指定校推薦枠
これは大きく違うからね。
私立高校の指定校推薦枠を舐めちゃいけない。
実際、川越南に落ちて山村学園に進学する子は凄く多いんだけど
もうね
入った瞬間から指定校推薦を目指せば、川越南に落ちて良かったー!と心の底から思えるような状況に
3年後はなってるからね。