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高校で「運動部」に入るということについて

部活を辞めて数日経過した息子。

 

本人に聞くと、勉強量は「4倍程度」増えた認識らしい。

 

これ、高校生の運動部に関してリアルな感覚だと思う。

 

実際に見ていて、やっぱり部活に持っていかれる時間はかなり長かったから。

 

我が家では、息子は「勉強とサッカー」、娘は「勉強とバスケ」

 

頑張ることはこの二つだけ。それ以外のことは数字も結果も求めない方針でやってきた。

 

息子のサッカーに関しては市の選抜にも選ばれていたから、高校でも特に問題なくできるだろう、なんて感覚でサッカー部入部に不安は感じていなかった。

 

浦和高校サッカー部は約100人。

 

強豪校ではないが、そこそこ強い。息子の同級生には県大会優勝チームの子や県選抜の子もいて、やはりスポーツでも「さいたま市のレベルの高さ」を感じた。

 

そんな浦高サッカー部。

 

一番最初に「うわっ…」と感じたのは

 

何回めかの練習試合を見にいった時のことだ。

 

2年生か、3年生だかは分からなかったが、先輩の子が試合と試合の間に英単語帳を覚えているすがたを目撃。

 

その時は「あー、さすが浦高生だな」って思ったけど、今なら分かる。

 

あのくらいで隙間時間を見つけて勉強しないと、置いていかれるんだよね。

 

朝の8時に試合会場に直接集合し、帰宅は7時過ぎ。

 

その間、暑い日も寒い日も風が強い日も

 

ずーっと外にいて体力と時間を持っていかれる。

 

浦和高校の「ガチ勉強」についていけるのは

 

本当の「スーパースター」だけ。

 

テストの5日前には部活が休みになるが、確か何回かは試合前ということで部活はふつうにあったからね。

 

よくもまあ、二桁順位を保ったよね。本当に。

 

帰宅して風呂に入り、しばしゆっくり夕飯を食べ、9時くらいから机に向かい、12時には就寝。

 

土日も休みはほとんどなし。

 

そんな生活。

 

どうしても現役国立を志望する息子にとって、

 

夏休みの終盤までその生活が続くことに大きな不安を抱いたのは容易に想像できる。

 

ここまで難関大一般合格が厳しくなる前は

 

「運動部の子たちは引退後に体力任せで頑張れば」

 

なんてことがよく言われていたけど

 

難関私大は時間がたっぷりある浪人生の併願多数校受験に合格を持っていかれる。

 

現役生には絶対に時間が足りない。

 

指定校推薦を考えるにしても、日々の予習や復習に向ける時間は部活との両立では本当に厳しくなる。

 

前も書いたけど、

 

高校部の子で上位大学に進学していく子達は

 

「ガチ運動」は少なかったしね。

 

現役東大   文化部

一浪東大   文化部

現役東北大  文化部

一浪東北大  剣道部(ガチ)

一浪東北大   応援団(ガチガチ)

現役名古屋大  文化部

現役農工大   文化部

現役農工大   バスケ部(2年の最後で退部)

一浪農工大  文化部

現役横国大  弓道

現役早稲田  文化部

現役早稲田  アメフト部(ガチ)

一浪早稲田  文化部

現役慶應  サッカー部(ガチガチ)

一浪慶應  テニス部(1年の最初に退部)

 

思い出してみたけど、まあこんな感じ。

 

今の高校部でも上位にいる子達はほぼ全員文化部。

 

時間は有限

 

勉強に意識を持っていけるだけの気力も有限

 

だとすれば、部活の推薦で大学進学!って考える子以外は

 

ガチな運動部に入るという選択は

 

「勉強で大学進学」からの逆算で考えればマイナスのほうか大きいかも。

 

特にここ数年で僕の考え方も大きく変わったよね。