先日のブログで、近隣高校の浪人率を書いた。
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https://www.matsuejuku.com/entry/2019/03/21/165353
今、松江塾からは合計で15人が在籍している
その浪人率は66%と45%である。
平均すれば、半数以上が浪人する。
浪人が多数派なのである。
両校とも早慶の合格者数は凄まじいが、早慶では納得できない子も多い、というのが浪人率の高さの要因であろう。
さて、息子の進路便りに興味深い特集記事があった。
「浪人した先輩たちからのメッセージ」である。
全て手書き。
その文字や文面からは
「浪人はキツい」
「もっと現役時に勉強しておけばよかった」
という内容がヒシヒシと伝わってくる。
少し書き出してみたい。
<新潟大医>
現役時は受験に向けての勉強を始めるのが遅かった。
浪人時は浦高のようには生活ができない
変な多浪生や女子に惑わされて勉学を疎かにしないように
自分がなぜここを目指しているのか考えておくこと
夢は逃げない、逃げるのは自分だ!
<東大文Ⅲ>
現役時はD判定やE判定から抜け出せなかった
20点足りなくて落ちた
時間を持て余すような部活に入っていたが、貴重な時間をドブに捨てていた
東大の問題傾向を理解せず、闇雲に過去問を解いていた
浪人はトントン拍子で上手くいっていた自分の人生に試練を与えてくれた
一年間、勉学と向き合う時間をくれた
「やって後悔した人」が「やって後悔しない」ような結果を手にすることができるチャンスが浪人だ
<北大経済>
現浪の1年間の差は大きい
浪人生はより詳しく、正確に。現役生は効率をいかにあげるか
授業は寝るな、課題は出せ
現役生の強みは「挑戦できる」こと
<東大文Ⅱ>
現役時は43点差で落ち、予備校には数点差で落ちた人ばかりで劣等感と焦りを感じた
弱点を分析し、恥を捨てて躓いたところまで戻って基礎を固めるべき
現役時は謙虚さが足りなかった
答案作成テクニックに走っていた
浪人したら最初から直前期のペースで勉強すべき
<一橋経済>
現役時は全く勉強しなかった
僕は真の浦高生にはなれなかった
<一橋社学>
300番台を何回も取った
再テストは当たり前、赤点回避のための勉強だった
現役時は足切りで落ちた
浪人中は毎日13時間勉強した
浪人は量をこなせ
現役生はモチベを保ちにくいが、毎日勉強すべき
<群馬大医>
現役時は基礎がとにかく欠如していた
難しい問題集に手をつけて解けずに答えを見て勉強したつもりになっていた
浦高にはそういう人が沢山いる
難しい問題集をやるのはカッコいいと勘違いしている人、基礎を学ぶ方が重要だ
新しい問題集をやるのはワクワクして楽しいのは分かるが、本当に力がつくのは2回目以降に間違えた問題に触れる時
迷ったら厳しいことを選択すべき
まだまだあるが、だいたいこんな内容が多い。
浪人も辞さない!という空気は、現役時のチャレンジを後押ししてくれる。
逆にそうじゃないと、両校のような進学実績は出ない。
勉強が得意な息子を持った親は
考えさせられるよね。
現役で早慶で手を打つか
浪人も辞さない覚悟で東京一工旧帝大まで高みを目指させるか
正解はないよね。