明日は合格発表。
塾の先生は例外なく、全員が緊張しているだろう。
もちろん、僕も緊張している。
今さら緊張しても、何も変わらないのだが
とにかく緊張している。
汚い話で申し訳ないが
10年くらい前まで、この時期は毎日「吐き気」との戦いだった。
緊張がピークに達し、吐き気が止まらなかったのだ。
仕事中は目の前の生徒のことしか考えないから吐き気は止まるが、
仕事を終わって車に乗り込むと吐き気が襲ってくる。
でね、
この吐き気は合格発表の時間
つまり、「午前9時」になると
嘘みたいに止まる。
本当に止まるんだよ。
当時はみんなからのメール。
開くたびに結果が分かる。
受かる子
落ちる子
みんなが「合否」という結果を通過し、次の一歩を踏み出していく。
受かれば嬉しいし、落ちれば悔しい。
長い子は9年間も塾で一緒に勉強してきてるわけだから、その時の気持ちは痛いほど分かるからね。
高校部を作り、受かろうが落ちようが
結局また一緒に勉強できる環境が出来てからは吐き気がなくなった。
でも、相変わらず緊張はするよね。
合格発表は、みんなの進路が決まる日だ。
その進路は全て晴れがましい「正解」だからね。